障害児を対象としたスイミング付き添いのボランティア

今から10年前、学生時代に、神奈川県藤沢市の広報の募集で障害児のスイミングの際の付き添いのボランティアを1年間していました。
ボランティア活動は、藤沢市の障害福祉課の事業によるもので、福祉の対象となるのは知的障害のある中学生までの子どもたちでした。知的障害の他に、身体的、精神的な障害を抱えている子ども達もいました。毎週火曜日と木曜日の午前中に、市の担当職員1名とボランティア4〜5名、ボランティア対象の子どもたち7〜8名とその保護者とともに市営プールに行き活動をしていました。

 

障害の程度が軽く、意思の疎通ができる子どもたちは、ボランティアと一緒に泳いだり水遊びをしたりして障害の程度が重く意思の疎通ができなかったり手足をうまく動かすことのできない子どもたちは、ボランティアと一緒に浮き輪を利用して水に浮かんで少し体を動かしてみる、という風にその子の障害の程度によって活動内容を工夫していました。

 

障害の程度の重い子どもたちは、家の中ですごすことが多く子どもたち自身の体力や気持ちの発散場所がなかなかないためか、この週に2日のスイミングをとても楽しみにしてくれているのが良く分かります。言葉による意思の疎通は難しいのですが、水に浮かんで気持ちよさそうににっこりしていたり、大きな声で笑って水をたたいたりしてはしゃいでいる姿を見ると、楽しんでくれているんだな、とこちらも嬉しくなりました。

 

子ども達が楽しんでくれることが一番大事なのですが、毎日の育児の中で疲れたり、ストレスを抱えている保護者の方々にとっても、も子ども達と少し離れて、同じ障害のある子どもを持つ保護者の方々同士で情報交換をしたり、お喋りをしたりすることができる貴重な時間として喜んでいただいていました。
対象の子ども達は、本当に元気で明るくて体力的にはいつもヘトヘトになるくらい大変でしたが、表裏のない純真さに心を打たれることも多く、活動の帰りは子ども達に心を綺麗に洗濯してもらったような、いつもさっぱりとした気持ちでした。

 

そして、子ども達のことを心から愛し、慈しんでいる保護者の方々の愛情溢れる言葉や行動を目の当りにして、感動しない日はありませんでした。